不思議
2014年 09月 14日こんな夢が大学入試の合格発表の3日前に突如眼前で展開した。
結果は合格であった。
今でもこのような龍が夢に登場しないかと心待ちにしているが、これも瑞兆の夢だと信じているふしが自分の中にある。
瑞兆ばかりではないサインもあるようだ。
祖父が他界して2日後に叔母が死んだ。
死ぬ直前に、そばにいた母が、ふと病室の外を眺めていると、カラスが、賽の河原で死者が石を積み上げるように、石を積み上げようとしていたそうである。
私がイタリア滞在で病気を患った時に、家にいた母は、キッチンの食器棚にあった家族の写真が風もなく、ふわりと宙を舞って床に落ちたそうである。
似たようなことが、あの心理学者ユングにもあったという。
ある日、少年のユングがキッチンのテーブルの椅子に座っていると、テーブルの上のティーカップが動き出し床に落ちたというのである。何があったかは書かれていないけれど、そいうことがあるらしい。
イタリアのチヴィタヴェッキアという町を訪れたとき、町のはずれの教会に大々的なテントを張った催しに出会ったことがある。何があるのかと中を見ると、どうも奇跡が起こっているとのことだった。小さな純白の聖母像の目から血の涙が流れている。お祈りを熱心にしている信者の横では、この像を模した像が売られている。信心深い大家さんのお婆ちゃんにひとつお土産として購入した。
下田のカフェ「油画茶屋」さんに行って、珍しい音楽を聴かせてもらった。
戦中戦後の李香蘭の歌声である。
郷愁を誘う声に聴きほれつつ、李香蘭について歓談して帰途に就いた。
しばらくして、ネット配信のニュースをチェックしていると、李香蘭の訃報が目に入った。
日頃何ら関心のない李香蘭のことも、こんなことがあったものだから特別なことのように感じられる。
虫の知らせというのがあります。フロイトも口を濁していますが、説明できないことはあるようです。
それにしても、何故このタイミングで李香蘭だったかは、今もってわかりません。
山口淑子(李香蘭)さんの冥福を祈ります。
合掌。
「毒蛇は急がない」
Bayartai!
野人
by yajingayuku
| 2014-09-14 20:01
| 木陰のランプ