デザート

マスカット、巨峰、梨、メロンなどなど。どれも皮を剥き、一口大の大きさに揃える。これに檸檬を絞って作られるのが「マチェドーニア」(イタリア語)、「マセドニア」(スペイン語)、「マセドワーヌ」(フランス語)である。シンプルで、とても美味しいデザートだ。

「果物はとりわけ甘いものを選ぶといいわ。そうするとお砂糖がいらないから」
イタリアの大家さんの奥さん、パオラが嬉しそうに教えてくれた。
缶詰なんかのフルーツポンチより私は好きである。

「テラミス」をパオラから教わったことがあるが、これがなかなか大変である。イタリアでは簡単に材料が揃った「テラミス」キットがあるので、日本より簡便である。作るとなると、マスカルポーネチーズ、ビスクィイ(「テラミス」用のビスケット)、コワトローやブランデーなどのアルコールが必要になってくる。
「これには最後にネスカフェのコーヒーパウダーをかけると美味しくなるわよ」
最後の一筆のような作業も丁寧に教わったが、一から作る気力が出ない。でも習得はしたい一品である。

最近、どこぞのハンバーガーショップで「アフォガート」というデザートを見かけるが、もう17年前に何も特別な一品ではなく、よくあるデザートとして食した。「アフォガート」とは、affogare「溺れさせる」という言葉から来ている。コーヒーの中にアイスクリームが溺れているイメージである。あるいは溺れさせているのである。この言葉の意味には、他に「酒などで憂さを晴らす」といった意味もあり、想像すると面白い。

前にも書いたが、甘さに複雑さを出すために甘さにも一工夫したデザートがある。イタリアにいるときによくやったのが、バルサミコ酢を使った一品である。用意するのは、バルサミコ酢、アイスクリーム、イチゴ。これだけである。アイスクリームは出来ればイチゴアイスがいい。アイスはレディーボーデンやハーゲンダッツのような少しお高そうなのがよろしい。アイスとイチゴを盛ってそこにバルサミコ酢をかけるだけでよろしいのです。食べるときには、バルサミコ酢を広げて、混ぜ合わせて食すのよろし・・・。

デザートの後には、濃いエスプレッソをどうぞ。イタリアでは苦い味にはたっぷりの砂糖=愛情が必要だ、といいます。お試しあれ!
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「毒蛇は急がない」

Bayartai!

野人

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by yajingayuku | 2014-08-18 20:24 | 木陰のランプ