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一輪の花のごとく!!!

頭の上をコガネムシが飛び回り、はっと思ったときにそれが掌の上に落ちて着想を得るということがしばしばあることである。こんなことを古代ギリシアの作家、アリストファネスがいっている。
クリエーティブなことをしている人間は日頃の外見は、怪しい人間に思われがちだ。ボーっとして、窓の外を眺めていたり、一点を見つめていたり、時にはパイプをふかせて日々すごすということが往々にしてあることである。そんなことがあるものだから、人は彼らに怠け者のレッテルを張りたがる。これは至極もっともなことであるが、悶々と暮らす当の本人たちは不安でならないのがまた現実である。
蟻とキリギリスの話はよく知られているが、世の人の性向を2種類に分けるのでは、こうした人間は足りないように思う。彼らは、一輪の花を咲かせたり、実をつける植物の類であるのではあるまいか。じっと耐え忍んで何かを待つひ弱な植物。
また今日も、何かの物音を聴き取ろうとする一本のマイクとなり窓の外を眺めることとなるであろう・・・。

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「毒蛇は急がない」

Bayartai!

野人
by yajingayuku | 2014-07-26 04:31 | 木陰のランプ