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イタリア紀行 (65)

大英博物館に通って、ついでに以前からみたいと思っていたW.M.Jターナーの絵を「テイト・ギャラリー」で触れることとなった。

この年は、例年になくロンドンが夏の太陽を浴びていた。
テイムズの岸辺を歩きながら、瀟洒なギャラリーの中に入った。
時間が早かったのか開館直前で、人がまばらで鑑賞にはうってつけだった。

有名な「ロンドンの大火」や機関車の絵を過ぎ、神話をモティーフにしたものを数点みる。
ギリシア・ローマの神話を主題にして、あの鬱蒼とした木々の中に、ポツンと神話の主人公が描かれている。遠く離れたアジアの片隅からやってきた人間からすると、何か物足りなさを感じるが、風景の手腕は見事である。ターナーの色はそれほど多色ではなく、それでいて鑑賞者には想像をたくましくさせるものがある。

次の日には、案内のN君に従って、ロンドン塔の博物館を訪れる。
古代の遺構や遺物が層状に表れ、興味を惹く。

古本屋外をぶらつき、次の日となる。
この日は、ロイアル・アルバート・ホールにて「プロムス」の定演を聴く事になっていた。
その前に、ホールの近くで、青色のバスタオルを購入する。
演目には、「ラプソディー・イン・ブルー」があった。ホールで聴くのは初めてで、興奮する。

帰りに、アラブ料理を食す。
鶏肉料理は微かに記憶するものの、何を食べたか思い出せない。
このとき初めて、ロンドンの2階建てバスに乗った。

ホテルに帰ると、ドロのように寝入った。
明日は旅立ちである。
また、ウンブリアの青空に帰る事になる。

ロンドン。この集合体。
人が集まる街の気配を十分味わうことができた。
さらば、ロンドン。

野人
by yajingayuku | 2011-11-06 20:13 |