風呂

「ジョセフィーヌ、もうチーズはいいよ!」と叫んだのは、かのナポレオンだとか。
この意味をお分かりだろうか?

フランス人はお風呂に入らないことで有名である。パリジェンヌは下着をかえないともいう。
気質なのだろう、自然のままが好きといえばそれまでだが、清潔好きの日本人からすると顔をゆがめてしまう話だ。あるフランス人男性が、「日本女性の体臭はあっさりしていて物足りない」と申したそうな。色んな好みというのがあるようだ(「色好み」とはこのことを指すのか?)。

ところがである、ラテン系でも古代ローマ人は、ひとことここで文句を言いそうなのである。
彼らは、一日のしめを、剣闘士の闘いや美食で締めくくるのだが、風呂にも欠かさず入ったのである。
それも霧の、スチームの、ぬるま湯の、熱湯の、とカテゴライズされた風呂を作って楽しんだのである。
おまけに、垢すりべラなるもので、オリーブ油を塗った体表面の垢をこそぎとったりもしていた。
御洒落に、ポマードはバターのような油をつけた。
これを、来る日も来る日も繰り返し、傍らで奴隷たちがこき使われていたのである。

風呂の文化では、日本も引けを取らないように言われているが、今のような明るい空間の銭湯や家庭のお風呂が出来たのは時代としては新しい。
江戸の風呂は、初めのころは、暗がりで、混浴、人の顔がどうなっているなんてことは識別できなかったそうだ。そのため、浴場で、欲情するということがあったようである。何か、隠微だね~。

映画で話題となった古代ローマと現代日本の風呂の話は、両民族が風呂好きだ、という共通項がある。
これに対して、フランスのそれは、バスタブとシャワーの文化である。
コルデという女性に、気持ちよくバスタブの中で息抜きをしていた革命家マラーが、刺殺され、革命の露となったのもフランスらしいエピソードである。

お風呂には気持ちよく入りたいものです。夏場のシャワーもいいですが、お風呂がいい。
でもフランス人のように、私も少し体臭フェチがあると最近つくづく感じています。
お、お風呂に入るの忘れてた・・・!
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「毒蛇は急がない」

Bayartai!

野人


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by yajingayuku | 2014-08-07 20:45 | 木陰のランプ