博物館・記念館

下田地域は以外にも博物館や記念館の類が多く点在している。

市内から少しはなれたところでは、稲梓に、「上原近代美術館」と「上原仏教美術館」があり、フランス印象派の絵画や現代彫刻などが展示され、現代の作品から文化財級の仏像なども見られる。

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市内に目を向けると、下田の全体の歴史を見るには、先ず、市場の敷地に近い「ハーバーミュージアム」がいいだろう。縄文時代から現代の下田の基礎を作った交通の発展などなど、資料・史料が大変幅広く提示されている。館の一番奥の空間は、カジキマグロ釣りにささげられた一室で、一見に値する。

開国期の下田と祭りについて知りたければ、「下田開国博物館」だろう。ペリー、プチャーチン、ハリス、吉田松陰、下岡蓮杖、唐人お吉といった下田にゆかりの人々の遺品類や、なまこ壁、キリスト教禁令の立て札、千石船の模型、企画展して「金子みすず」の作品類、などなど、下田にまつわる主だったものが収蔵されている。

黒舟とくれば、了仙寺にある「黒舟美術館」は個性的なテーマを取り扱っている施設であろう。黒船のことだけではなく、オールコックの「大君の都」の初版本があったり、別館の性にまつわる収蔵品など、「おっ」と思わせるものがある。

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了仙寺のように、寺に併設された記念館が幾つかあるのもこの町の特徴である。
長楽寺はプチャーチン関係の記念館があり、玉泉寺にはハリスに関する記念館があり、宝福寺には唐人お吉に関する記念館がある(ここには山内容堂と勝海舟にまつわるコーナーもある)。

史跡・記念碑の類も多く点在する。
「欠乏所」、松陰に関係する史跡、ハリスやペリーにまつわる記念碑や散策路など、見て回るのに事欠かない。

下田には山城もあり、その遺構も存在し、了仙寺には古代の洞窟墓さえ見ることができる。

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開国を記念した公園も存在する。下田公園。記念碑の揮毫は吉田茂のものである。
下岡蓮杖の記念碑の揮毫は渋沢栄一によるものである。

以上は、主だった場所だが、まだまだこうした由緒あるものは探せばあるのであり、到底、短時間の逗留では見切れないものだが、どれだけこの場所が一時期に日本の歴史で重要な町であったかが分かってくる。

下田の春は早い。
どうぞ、散策に来て、一杯やってください・・・。

Bayartai!

野人
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by yajingayuku | 2014-01-19 07:20 | 木陰のランプ