伊豆下田
2014年 01月 14日熱海から電車で南下すると、トンネルが多いことに驚かされる。
トンネルとトンネルの間隙に海が見える。
徐々に、開放感のある海辺独特の鮮やかな空気が感じられる。
ワクワクしてくるような、期待感が沸いてくる。
駅に着くと、もう日差しから違っている。
波音は聞こえないが、5分も歩けば、近場の間戸ヶ浜が眼前に広がる。
町のメインストリートは「マイマイ通り」と呼ばれ、あのマシュー・カルブレイス・ペリーが発見したカタツムリから命名されている。
港には、かつて、芸子さんがいた繁華街もあった。
町の、マンホールには黒船の絵が描かれている。こんなところにも往時の欠片を刻印しようと、この町は必死である。
飲食店が多いことに、先ず、気づくはずである。
隠れた名店もある。
喫茶店はなかなか個性的なものが多い。
海浜まで、山の突端が突き出ている断崖の景勝地も多い。
下田富士は、綺麗な富士のお山の、あの典型的な形をしていて、町のほんの脇に、突如として現れたようにそびえている。この山は、昔、海底火山だった。
この町について話をするとなると、幾らでもネタの原石があるように思えてくる。
「スパー青木」では、イルカの肉が売られている。
そう、ここでは日本では数少ないイルカの肉食が残っている町でもある。
今がシーズンだ。
決して、大きくない中心部。
しかし、そこには人間と自然のにおいがある。
この町を、もっとひとに知ってもらいたい。
「♪下田よいと~こ、いちど~はおいで~」である。
合掌。
Bayartai!
野人
by yajingayuku
| 2014-01-14 21:40
| 木陰のランプ